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定期的(毎月)に通報連絡し、公表した事象(区分Ⅳ)(平成17年2月)

沖合モニタの測定データ伝送不良について(16日分)

  1. 事象の概要

    平成17年2月16日(水曜) 午前1時20分と30分および午前3時40分と50分の合計4回、沖合モニタでの測定データが、北海道原子力環境センターに伝送されない事象が発生しました。
    伝送不良が発生したデータは、以下のとおりです。

    • 水深 0.5mの沖合海水温度
    • 水深 5mの沖合海水温度
    • 水深 10mの沖合海水温度

    なお、伝送はそれぞれ10分後の午前1時40分および午前4時00分に復旧しています。

  2. 原因

    海水温度の測定データは、海上に設置している海水温度観測用ブイから発電所に設置している基地局に10分ごとに無線で送られてくることになっています。
    原因の調査のため、その観測用ブイや基地局の点検を行った結果、各装置に異常は認められませんでした。また、その後、同様の事象も発生していません。
    以上のことから、通信状態に一時的な不良が発生したものと考えられます。
    通信状態の不良の原因としては、降雪による電波障害、アンテナへの着雪による受信不良、他の無線局との混信などが考えられますが、当日の気象状況(微風、降雪なし)から、他の無線局との混信の可能性が高いと推定しました。

  3. 対策

    他の無線局との混信の対策として、送信出力の増加などの対策が考えられますが、送信出力の変更には、無線局を管轄する所管官庁の許可が必要となることから、今後、所管官庁と調整のうえ対策を実施します。

(参考)発電所からのデータ伝送について

泊発電所では、モニタリングステーションやモニタリングポストでの環境放射線や沖合モニタでの海水温度などのデータをリアルタイムで北海道原子力環境センターに伝送しています。
さらに、これらのデータは、北海道原子力環境センターから地元自治体の役場などへ伝送され公開されているほか、北海道のホームページでも公開されています。

沖合モニタの測定データ伝送不良について(20日分)

  1. 事象の概要

    平成17年2月20日(日) 午後8時40分、沖合モニタでの測定データが北海道原子力環境センターに伝送されない事象が発生しました。
    伝送不良が発生したデータは、以下のとおりです。

    • 水深 10mの沖合海水温度

    なお、当日は朝から作業のためデータ伝送を停止しており、作業を終了し、午後8時40分から伝送を開始した直後に発生したものです。
    また、水深10mの沖合海水温度については、予備の温度検出器に切り替えることにより、10分後の午後8時50分に復旧しています。

  2. 原因

    海水温度の測定データは、海上に設置している海水温度観測用ブイから発電所に設置している基地局に10分ごとに無線で送られてくることになっています。観測用ブイには、水深0.5m、5m、10mの位置に温度検出器がついていますが、故障時のために予備の検出器も設置しており基地局で切り替えることができます。
    今回の事象は、水深10mの沖合海水温度以外のデータに異常がなく予備の温度検出器に切り替えた後は、正常にデータ収集が行われていることから、温度検出器の単体の故障と判断し、点検を実施した結果、検出器と観測用ブイ内の制御装置を接続するケーブルが切断していることが確認されました。
    ケーブルの切断は、その状態から、外側から漂流物などによる強い衝撃を受けたことにより発生したものと推定しました。

  3. 対策

    切断したケーブルおよび温度検出器については新品に交換します。
    また、今後の対策として、ケーブルを保護するカバーを設置します。

(参考)発電所からのデータ伝送について

泊発電所では、モニタリングステーションやモニタリングポストでの環境放射線や沖合モニタでの海水温度などのデータをリアルタイムで北海道原子力環境センターに伝送しています。
さらに、これらのデータは、北海道原子力環境センターから地元自治体の役場などへ伝送され公開されているほか、北海道のホームページでも公開されています。