ヒートポンプ給湯システム
北海道の給湯システムは、これまで化石燃料を使用したボイラーなどが多く採用されてきました。電気式も夜間蓄熱型の電気温水器がコスト面やメンテナンス性などから少なからず選択されてきました。近年では、給湯メーカーの技術革新により、省エネ・環境性に優れた寒冷地仕様のエコキュートが業務用としても開発され、飲食店やスーパーマーケットなどの給湯使用量が少ない施設から、ホテルや病院などの大容量給湯が必要な施設まで、さまざまな業種・規模で採用が増えています。
ヒートポンプ給湯の仕組み
ヒートポンプとは空気熱や地中熱などの再生可能エネルギーや未利用エネルギーなどを利用して、温熱や冷熱を作り出す機械です。空気熱や地中熱などの熱エネルギーを取得することで、少ない電力でお湯を作ることができる高効率なシステムで、お客さまの省エネ・CO2削減に大きく貢献します。
ヒートポンプ給湯には、エコキュートや排熱回収型ヒートポンプなどさまざまなバリエーションがあり、急速に普及拡大しています。
エコキュート
エコキュートは、寒冷地である北海道のマイナス外気温度でも約90℃の高温水を作ることが可能で、一般家庭でも導入されている小容量エコキュートと、大容量の業務用エコキュートがあり、用途によってお客さまに選定していただいています。
小容量 エコキュート
小容量エコキュートは飲食店の厨房の調理機器や洗浄で使用する給湯、小規模な福祉施設や個人病院などで使用する給湯をはじめ、最近では個人の酪農の牛舎で使用する給湯にも使用されるなど様々なところに導入されています。
大容量 業務用エコキュート
大容量業務用エコキュートは学校やホテル施設、大型福祉施設、大型酪農施設で使用する給湯や、温泉の加温などで導入されています。昼間に使用する給湯分を夜間にヒートポンプを運転し貯湯タンクに貯えることで、昼間に発生する電力デマンドを抑制することも可能になります。
ハイブリッド給湯システム
ハイブリッド給湯システムは業務用の給湯機として従来広く使われているガスや油を熱源とする燃焼式給湯機に、ヒートポンプ式給湯機を組み合わせた給湯システムです。
従来の燃焼式給湯機の「瞬時加熱能力が高い」、「イニシャルコストが安い」とヒートポンプ給湯機の「ランニングコストが安い」、「安全・メンテナンス性に優れる」など、それぞれの長所を活かした給湯システムであり、全体のエネルギー消費の高効率化と大幅なCO2排出量の削減が可能です。
ヒートポンプ給湯機器メーカー
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給湯のエネルギー消費量
給湯のエネルギーの消費割合は、家庭用で全体の約3割、業務用では全体の約2割を占めており、省エネ・CO2削減対策が大きく求められる分野となります。
北海道においては、化石燃料を使用した燃焼給湯設備が多く導入されているため、他地域に比べ給湯のエネルギー消費やCO2排出量は大きいものと考えられます。
<家庭用のエネルギー消費割合>
<業務用のエネルギー消費割合>
出典:財団法人日本エネルギー経済研究所
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