プレスリリース 2018年度 苫東厚真発電所4号機の復旧見通しについて(第6報) |
2018年9月24日
当社は、9月6日に発生した北海道胆振東部地震により緊急停止した苫東厚真発電所について、被害状況の点検を進めております。
今般、発電設備の被害状況が確認できた箇所について、設備の状況と復旧時期の見通しを取りまとめましたので、お知らせいたします。
主な損傷状況・補修予定 復旧見通し 4号機
- ボイラーは9月10日から内部点検を開始
- 9月16日の週にタービンの冷却が終わり次第、点検を実施予定
11月以降
苫東厚真発電所4号機(所在地:勇払郡厚真町、定格出力:70万kW、使用燃料:石炭)については、ボイラー内部の点検および9月19日に行った水圧試験でボイラーの健全性を確認いたしました。
タービンについては、出火の影響等から修理には相当の時間を要すると見込んでおりましたが、軸受部の分解点検および9月16日からのタービンを回転させた健全性確認の結果、運転に支障となる不具合が確認されなかったことから、タービン全体の分解点検および組み立て作業は不要と判断いたしました。
これに伴い、本日から段階的に発電出力を上げながら試運転を行っています。各機器の健全性に問題がなく、ボイラー内の水や蒸気の性状を確認するなど、すべての工程が順調に進めば、9月中にも復旧できる見込みです。
当社は、苫東厚真発電所4号機の1日も早い復旧を目指してまいりますが、今後の作業進捗により復旧見込みが大きく変更となる場合、または実際に復旧した際には、あらためてお知らせいたします。
当社は、より一層の電力の安定供給に向け、地震で被害を受けた設備の早期復旧を着実に進めてまいります。
皆さまにおかれましては、引き続き、「無理のない範囲での節電」にご理解・ご協力をお願いいたします。