プレスリリース 2012年度 泊発電所3号機の定期検査開始について |
2012年4月25日
泊発電所3号機は、平成24年5月5日より8月上旬にかけ、第2回定期検査を実施いたします。
- 定期検査のための予定停止期間
平成24年5月5日から71日程度原子炉の起動にあたっては、平成23年7月22日に原子力安全・保安院より受けた指示「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた既設の発電用原子炉施設の安全性に関する総合評価の実施について(指示)」(いわゆるストレステスト)に基づき、一次評価を行い、その結果を原子力安全・保安院に提出します。その後、国による評価結果の審査が行われるため、停止期間については、必要に応じ、変更していくことになります。
- 定期検査を実施する主な設備
- (1)原子炉本体
- (2)原子炉冷却系統設備
- (3)計測制御系統設備
- (4)燃料設備
- (5)放射線管理設備
- (6)廃棄設備
- (7)原子炉格納施設
- (8)非常用予備発電装置
- (9)蒸気タービン
- 燃料集合体の取替え
燃料集合体157体のうち40体程度を新燃料集合体に取替える予定です。
泊発電所3号機は、4月28日頃までは、定格熱出力一定での運転を行い、以降、定期検査開始までは、原子炉の熱出力が自然に低下していく運転※を行います。
なお、この運転に伴うプラントの安全上の問題はありません。
今後、北海道では厳しい電力の需給状況が予想されます。当社といたしましては、泊発電所の定期検査における可能な限り早期の発電再開に努めるとともに、引き続き、泊発電所の安全確保に万全を期してまいります。
-
※
原子炉の熱出力が自然に低下していく運転
泊発電所では、燃料の燃焼に伴い核分裂する燃料が減少するため、制御材である1次冷却材系統中のほう素濃度を下げることにより、定格出力を維持しています。
これに対し、今回の運転では、ほう素濃度が十分薄いために、これ以上、ほう素濃度を下げることができないため、燃料の燃焼により、原子炉の熱出力が非常にゆっくり(1日に約0.7%程度)低下していくのに伴い、電気出力も低下していく運転方法です。
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