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エネルギー・電力設備

プルサーマルの安全性

プルトニウムによる発電は、プルサーマルがはじめてではありません。現在の原子力発電所でも、プルトニウムは発電量の約30%を担っています。また、プルサーマルは海外で40年以上も前から行われており、約6,000体以上のMOX燃料の使用実績があり、安全性が確認されています。

プルトニウムの発電量

ウラン燃料だけを使用している現在の原子力発電所でも、プルトニウムは発電の途中で発生し、発電量の約30%を担っています。プルサーマルでは最初から燃料にプルトニウムが含まれていることから、プルトニウムによる発電量の割合が約50%となります。

【ウランとプルトニウムの発電割合】

ウランとプルトニウムの発電割合の図

MOX燃料の利用

現在の原子力発電所では、ウラン燃料だけを使用していますが、プルサーマルではウラン燃料とMOX燃料の2種類の燃料を使用します。MOX燃料はウラン燃料と同様に陶器のように焼き固め(ペレット)、燃料被覆管に密閉し、燃料集合体に加工します。MOX燃料は、形や大きさはウラン燃料と全く同じで、発電のしくみも変わりません。

燃料棒の図

日本での実績

海外では、1963年にベルギーが初めてプルサーマルを実施して以来、フランス、ドイツ、スイスなどヨーロッパを中心に40年以上にわたりプルサーマルが実施されており、その信頼性は十分確認されています。

日本では、「2015年度までに全国で16~18基のプルサーマル導入」を目指していますが、去る2009年12月2日、九州電力玄海原子力3号機においてMOX燃料16体を装荷した本格的なプルサーマルによる発電が始まりました。

装荷体数

プルトニウムを閉じ込める

プルトニウムは、天然に存在するウランと比べると強い放射能を持っており、誤って体内にとりこんだ場合には健康に影響を及ぼす可能性があります。しかし、MOX燃料のペレットはウラン燃料と同様に焼き固められていますので、吸い込む心配はありません。また、ペレットは金属の管の中に密閉され、さらに何重にも閉じ込められています。

【放射性物質を閉じ込める5重の壁】

放射性物質を閉じ込める5重の壁の図

泊発電所における東日本大震災の対応については下記をご覧ください。

プルトニウムの平和利用のために

日本は、原子力基本法の精神に則り、核物質の平和利用に徹しています。そのため、国際的な取り決めによる国際原子力機関(IAEA)の査察を積極的に受け入れ、核物質の利用に関し万全の管理体制をとっています。
プルトニウムは核兵器の材料にもなるため、日本では余剰のプルトニウムを持たないことにしており、このためにも、プルサーマルを計画的に実施していくことが必要です。

【核兵器の不拡散に関する条約の概要】

核兵器の不拡散に関する条約の概要の図

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