定期的（毎月）に通報連絡し、公表した事象（区分Ⅳ）（2022年3月）

1. 事象の概要

   定期検査中の泊発電所3号機に設置しているA-非常用ディーゼル発電機について、分解点検を実施していたところ、2022年3月2日、過給機^※1のタービン入口ケース^※2に傷があることを確認しました。
   泊発電所3号機は、当該発電機以外に設置されているB-非常用ディーゼル発電機に加え、代替非常用発電機または他号炉の非常用ディーゼル発電機が動作可能であることから、保安規定の要求事項を満たしており、必要とされる安全機能および発電所の運営に影響はありません。
   なお、環境への放射能の影響はありません。

2. 当社の対応について

   事象確認後、A-非常用ディーゼル発電機において傷が確認された過給機タービン入口ケースの交換を、3月15日に実施しました。
   その後、各種点検を進め、3月25日の試運転により当該発電機が正常に動作することを確認し、復旧しました。

1. ※1過給機は、エンジンの排気ガスのエネルギーを利用し、タービンを回すことにより燃焼用空気を圧縮してエンジンに供給する装置（ターボチャージャー）
2. ※2タービン入口ケースは、過給機のタービンを回転させるために、エンジンの排気ガスをタービンに導くための流路を形成する部材

＜添付資料＞

泊発電所3号機　非常用ディーゼル発電機過給機の概要について [PDF:232KB]PDFファイルを開きます。

＜参考＞

• 泊発電所3号機　A-非常用ディーゼル発電機過給機タービン入口ケースの傷について（2022年3月2日お知らせ）
• 泊発電所3号機　A-非常用ディーゼル発電機の復旧について（2022年3月25日お知らせ）