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定期的(毎月)に通報連絡し、公表した事象(区分Ⅳ)(平成30年8月)

平成30年9月10日に公表した事象について、更に調査を実施したことから、平成31年1月10日に更新しています。

泊ステーション(EMS-3)低線量率データの欠測について

  1. 事象の概要

    平成30年8月22日(水)午前2時30分に、泊発電所より北海道原子力環境センター(以下、「環境センター」という。)にデータを伝送している、泊ステーション(以下、「EMS-3」という。)の低線量率の伝送データが欠測しました。
    事象発生時の天候は激しい雷雨であり、泊村を含む後志地方には雷注意報が発令されていました。
    原因調査のため、同日午前4時20分より環境センターへのテレメータ伝送を停止し、その後の復旧作業終了により、8月23日(木)午前9時00分に伝送を再開しました。

  2. 原因と対策

    調査の結果、検出器の故障により、検出器への印加電圧や検出器内温度などの検出器状態データを低レンジ計測部が取得できなくなったことから、低レンジ計測部が検出器を異常と判断し、欠測処理としたことが判明したことから、検出器の取替を実施しました。
    なお、事象発生時の天候が激しい雷雨であったことから、故障の原因は雷によるものと推定しました。

    その後、故障した検出器について更に詳細な調査を実施した結果、検出器状態データを低レンジ計測部が取得するための通信回路の部品に過電圧または過電流の影響による損傷が確認されました。

    低レンジ計測部
    検出器からの状態信号の監視や信号を線量率データ(nGy/h)に処理する装置。

(参考)発電所からのデータ伝送について

泊発電所では、モニタリングステーションやモニタリングポストでの環境放射線などのデータをリアルタイムで環境センターに伝送しています。
さらに、これらのデータは、環境センターから岩宇4町村などへ伝送され公開されているほか、北海道および当社のホームページでも公開しています。