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定期的(毎月)に通報連絡し、公表した事象(区分Ⅳ)(平成26年12月)

平成27年1月9日に公表を行った事象の対策を実施したことから、2月10日に更新しています。

堀株ステーション(EMS-2)のデータ伝送不良について

  1. 事象の概要

    平成26年12月18日(木)19時30分に堀株ステーション(以下、「EMS-2」という。)の以下の測定データについて、北海道原子力環境センター(以下、「環境センター」という。)への伝送不良(欠測)が発生しました。
    原因調査のため、同日20時40分より環境センターへのテレメータ伝送を停止しました。

    〔伝送不良データ〕

    • 低線量率、高線量率、感雨

    その後の調査により、原因は泊発電所に設置されているテレメータ装置の親局(以下、「親局」という。)のモデム※1またはイーサネットモジュール(以下、「通信モジュール」※2という。)故障と推定し、親局のモデム、通信モジュールを予備品に交換し、平成26年12月22日(月)21時30分に環境センターへのテレメータ伝送を再開しました。
    しかし、平成26年12月23日(火)にEMS-2において、伝送不良の兆候がみられたことから、再度、原因調査のため、同日19時20分より環境センターへのテレメータ伝送を停止しました。
    その後、所内回線に雑音が時折観測されたことから、所内回線を予備回線に振り替える等の対策を終了し、平成27年1月21日(水)18時00分より環境センターへのテレメータ伝送を再開しました。

    1. ※1:モデム
      デジタル信号をアナログ回路にて伝送するために変調(デジタル→アナログ)、復調(アナログ→デジタル)する装置。(EMS-2と親局間のデータはアナログ信号で行われている)
    2. ※2:通信モジュール
      モデムとデジタル信号でデータ通信を行う装置であり、親局とEMS-2間のデータ通信を制御する装置に取り付けられている。
  2. 原因と対策

    EMS-2の測定データは、NTT専用回線および所内回線を介して発電所に設置されている親局に伝送され、親局は1分周期で測定データを収集しています。
    調査の結果、所内回線に雑音が時折観測されました。このことから、所内回線上に発生した雑音が、EMS-2から親局間のデータ伝送を阻害したため、正常にデータが伝送されなくなったと推測しました。
    調査の中でその後、発生していた雑音がなくなったことを確認しましたが、雑音の発生原因が所内回線上にあると推測されることから、EMS-2で使用している所内回線を予備回線に振り替えるとともに、所内回線の構成機器である保安器(2箇所)※3を新品に交換しました。

    ※3:保安器
    回線に雷が落ちる等、異常な電圧や電流が印加された場合に、機器を保護するための装置。

(参考)発電所からのデータ伝送について

泊発電所では、モニタリングステーションやモニタリングポストでの環境放射線や沖合モニタや取水・放水口モニタでの海水温度などのデータをリアルタイムで北海道原子力環境センターに伝送しています。
さらに、これらのデータは、北海道原子力環境センターから地元自治体の役場などへ伝送され公開されているほか、北海道および当社のホームページでも公開しています。