ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ
ここから現在位置です。
現在位置ここまで。

定期的(毎月)に通報連絡し、公表した事象(区分Ⅳ)(平成19年7月)

平成19年度第1回保安検査結果について

  1. 保安検査結果の概要

    平成19年7月24日付けで、経済産業省 原子力安全・保安院より、平成19年度第1回保安検査報告書が通知され、次の内容が保安規定違反(監視)と判断されました。

  2. 監視事項の内容

    平成19年4月20日に泊発電所2号機 第12回定期検査における「高圧及び低圧注入系機能検査」におけるポンプ運転性能検査の揚程算出方法を再確認した結果、算出方法に誤りがあったことから、不適合管理に関する社内マニュアルに従い処置を行った。この際、『算出方法に誤りがあった』ものとして不適合処理を行ったが、この誤ったデータは規制当局に提出した成績書に使用されていたことから、『規制当局に対し誤った成績書を提出した』ものとして不適合処理を行うべきもので、不適合管理として不適切であった。

  3. 当社の対応について

    ポンプ揚程の計算誤りについては、安全側となっていたことから、安全機能上問題はなかったものの、不適合管理については、検査判定に関連する誤りが発見された場合の処置や規制当局へ速やかに連絡すること、また当初の判断に影響する状況が判明した場合等の運用を明確にすることとしました。

    今後は、原子力安全・保安院による日常巡視や保安検査等において、その改善状況が確認されることとなります。

モニタリングステーションの測定データ伝送不良について

  1. 事象の概要

    平成19年7月28日1時00分、高台モニタリングステーションでの測定データが、北海道原子力環境センターに伝送されない事象が発生しました。
    伝送不良が発生したデータは、以下のとおりです。

    • 空間ガンマ線線量率、降雨の有無、風向、風速、雨雪量

    なお、伝送はされませんでしたが、データは高台モニタリングステーションにおいて正常に収集されていました。
    また、伝送は復旧作業により同日16時00分に復旧しています。

  2. 原因と対策

    原因の調査を行った結果、高台モニタリングステーションの回線接続器の不具合によりデータ伝送不良が発生したものと推定しました。
    このため、対策として回線接続器の交換を行いました。

    モニタリングステーションで収集されたデータをNTT専用回線により送信するため、専用回線との接続を行う装置

(参考)発電所からのデータ伝送について

泊発電所では、モニタリングステーションやモニタリングポストでの環境放射線などのデータをリアルタイムで北海道原子力環境センターに伝送しています。
さらに、これらのデータは、北海道原子力環境センターから地元自治体の役場などへ伝送され公開されているほか、北海道のホームページでも公開されています。