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定期的(毎月)に通報連絡し、公表した事象(区分Ⅳ)(平成16年2月)

1号機主排気筒モニタ計数率の誤ったデータの送信について

  1. 発電所からのデータ送信について

    泊発電所では、モニタリングステーションやモニタリングポストの環境放射線測定、排気筒モニタ※1、気象、取放水海水温度などのデータをリアルタイムで北海道原子力環境センターに送信しています。
    さらに、これらのデータは、北海道原子力環境センターから地元自治体の役場などへ伝送され公開されているほか、北海道のホームページでも公開されています。

  2. 事象の概要

    平成16年2月16日23時00分、北海道原子力環境センターに、1号機主排気筒モニタ計数率の誤ったデータが送信されました。
    ただちに、中央制御室で監視しているプラントの運転状況および1号機主排気筒モニタデータに異常がないことを確認するとともに、その前後のデータが正常に送信されていることを確認しました。
    なお、排気筒モニタデータの北海道原子力環境センターへの送信は、放射線管理システム(以下、「放管システム」という。)から、送信局装置を経由して行いますが、当日は放管システムの点検作業を実施していました。

  3. 原因と対策

    原因は、放管システム点検作業の復旧作業中に、プロセス入出力装置※2の電源を入れた際にデータに異常が生じ、結果として23時00分に北海道原子力環境センターに、1号機主排気筒モニタ計数率の誤ったデータが送信されたものと判明しました。
    電源を入れた際になぜ異常なデータが発生したかについては引き続き調査し、必要な対策を講じてまいります。
    また、今後、プロセス入出力装置の点検を行う場合は、誤ったデータが送信されないよう北海道原子力環境センターへの送信を一時中断した上で実施することとします。
    さらに、作業手順書には、送信を一時中断した後に点検を実施する旨を明記します。

  1. ※1排気筒モニタ:主排気筒から排出される建屋換気等の空気中の放射能を監視する装置。
  2. ※2プロセス入出力装置:検出器からのデータ信号を入力し、デジタル信号等に変換して出力する装置。