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企業・IR情報

トップメッセージ

[最終更新日] 2017年6月28日

代表取締役社長 真弓 明彦

株主のみなさまには、平素格別のご高配を賜り、厚くお礼申しあげます。

昨年4月に開始された電力の小売全面自由化後の競争の進展に加え、泊発電所の長期停止が続くなど、当社を取り巻く経営環境は厳しさを増しています。このような状況のなか、2016年度は競争を勝ち抜くための販売活動の展開や収支・財務基盤の強化に加え、さらなる成長と発展を目指し、総合エネルギー企業としての礎を築く取り組みを進めました。

収支・財務面では、販売電力量の減少や燃料費調整制度に基づく電気料金の引下げによる収入の減少、火力発電所の定期検査基数の増加による修繕費の増加などがありましたが、燃料価格の低下などによる燃料費の減少に加え、経営全般にわたる徹底した効率化への継続的な取り組みなどにより、経常利益は126億円となりました。

配当については、平成28年度の経常利益は前年度に比べ減少したものの、当社の配当方針である安定配当の維持などを総合的に勘案し、普通株式は前年度と同額の1株につき5円としました。また、A種優先株式については、定款の定めに従い配当を行いました。2017年度については、業績を見通すことができず、現時点で未定としております。

当社は、昨年度に掲げた「2018年度までに目指す姿」の実現に向けた取り組みについて、この2年間ほくでんグループ一丸となって深掘り、加速化します。「電力小売における競争への対応」、「収支・財務基盤の強化」、「泊発電所の早期再稼働と安全性向上」を重点的に取り組む項目とし、これらの取り組みを通じて経営基盤の強化を進めます。

経営基盤強化の取り組みとして、販売強化による収入拡大を図ります。具体的には、新しい電気料金メニューの提供や他事業者との提携による新たなサービスの提供など販売活動を強化するとともに、北海道外での電力販売や北海道内でのガス供給事業に取り組みます。当社として初めてガス供給事業に取り組むこととなりますが、お客さまにご満足いただけるサービスの提供に努めるとともに、ガス小売全面自由化も踏まえて、今後は導管を通じたガス供給事業への参入に向けた検討を進め、総合エネルギー企業としての新たな成長につなげます。
あわせて、本年1月に設置した社長を委員長とする「経営基盤強化推進委員会」のもと、足元のみならず中長期を見据え、収入拡大策のほか経営効率化・コスト低減策を強力に推し進めます。あらゆる取り組みについて、これまでの前例を踏襲するだけではなく、最新の技術・知見を活用し、新たな時代に即した業務の進め方を追求します。

泊発電所の再稼働に向けては、原子力規制委員会による新規制基準の適合性審査における主な課題である「積丹半島西岸の海岸地形の成り立ち」、「津波により防波堤が損傷した場合の発電所設備への影響評価」、「地震による防潮堤地盤の液状化の影響評価」について、適合性の確認を早期に得られるよう、総力をあげて取り組んでいます。一日も早い再稼働に向け、今後も適合性審査に真摯に対応していきます。
泊発電所のより一層の安全性向上に向け、福島第一原子力発電所のような事故を決して起こさないと強く決意し、新規制基準への適合はもとより、引き続き社長のトップマネジメントのもと自ら不断の努力を積み重ねます。

このほか、電源の競争力向上と安定供給の確保、環境保全への寄与に加え、送配電部門の法的分離に向けた準備のための社内分社化や人材の育成・確保、コーポレートガバナンスの充実など、持続的な事業活動を支える取り組みを引き続き行っていきます。

経営環境が大きく変化するなかにおいても、当社がこれまで脈々と受け継いできた技術力と使命感をもって、責任あるエネルギー供給の担い手としての役割を全うし、地域の持続的な発展に尽くしていくことに変わりはありません。
経営理念である「人間尊重」「地域への寄与」「効率的経営」のもと、「ほくでんグループが目指す企業像」を全従業員が共有し、持続的な企業価値の向上を図ります。
株主のみなさまにおかれましては、今後とも、当社の事業に対し、ご理解とご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2017年6月

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