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風力発電について

風力発電に対する当社の考え方

 風力は発電中に二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギーであり、エネルギーの大部分を輸入に依存する日本においては、水力、地熱等に並ぶ数少ない純国産エネルギーの一つです。
 当社では、エネルギーの有効活用および環境への配慮という観点から、自家用設備による実証試験を行うとともに、風力発電事業者からの電力購入を通じて風力発電の普及を支援しているところです。
 ただし、風力発電には、技術的な課題があります。

当社設備の導入状況

 当社においても、風力の活用を図るため、平成5年11月に実証試験設備として「ほりかっぷ発電所」、平成11年12月に可変速機の実証試験を目的とした「サロベツ発電所」、さらに平成13年11月には離島における風力発電の可能性検証を目的とした「利尻カムイ発電所」を設置して、風力発電技術に関する研究に取組んでいるところです。
 なお、「ほりかっぷ発電所」は設備老朽化のため、平成22年8月に実証試験を終了しました。


新エネルギー導入状況

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風力発電の技術的課題

 電気の品質の一つである周波数(北海道は50Hz)を一定に保つためには、北海道全体で使われる電気の量と発電する電気の量が常に同じになるようにする必要があります。このため、お客さまの使用される電気の量に応じて発電所の出力を調整しています。
 しかし、風力発電は風速に応じて出力が変動し風がやむと停止してしまう不安定な電源であり、周波数や電圧に悪影響を及ぼすことが懸念されます。また、必要なときに必要な量を期待出来ないことから、自然条件に左右されずに安定した発電が可能な火力などのバックアップ電源を用意しなければなりません。

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風力発電技術検証の結果(平成14年8月)

 風力発電設備からの電力購入が急増してきたことから、当社では、周波数の変動など電力品質面でお客さまにご迷惑をかけない範囲で風力発電をどこまで電力系統に連系できるかを見極める必要が出てきました。このため、平成13年度に受入検証枠を15万kW程度と定め、その後技術的な検証を行いました。
 この技術検証の結果、当社における風力発電の連系可能量を25万kW(約10万kW増)と評価しました。

【技術検証の概要】

 平成13年11月から平成14年3月の当社電力系統に接続した風力発電のデータから、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「風力発電電力系統安定化等調査」(*1)の報告内容及び検証手法に基づき、15万kWの風力発電の出力変動分析と15万kW及びさらに増加させた場合の、
  • 出力変動が周波数に与える影響
  • 出力変動が需給計画、運用面に与える影響

について各々シミュレーションを実施し、連系可能量の評価を行いました。

  • (*1)

    総合資源エネルギー調査会・新エネルギー部会・電力系統影響評価検討小委員会における答申を受け、風力発電大量導入時の出力変動の様相及び電力システムへの影響などについて、平成12年度と13年度にNEDOが実施した調査です。

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風力発電連系可能量の再評価結果(平成20年3月)

 当社では、平成14年に実施した風力発電技術検証の結果に基づき、風力発電プロジェクトの募集を実施し、これまでに追加募集分(約10万kW)全てが連系済となり、北海道内における風力発電の連系量は約25.8万kWとなっています。
  当社は、風力発電の連系量がほぼ25万kWに達した平成17年末からの2ヵ年の出力データに基づき、連系可能量の再評価を実施しました。
 この再評価の結果、当社の連系可能量は31万kWとなりました。

風力発電連系可能量再評価結果の概要[PDF:216KB]

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