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泊発電所での緊急安全対策

炉心や使用済燃料の損傷を防止することを目的に、電源と冷却水の確保に重点を置いた緊急安全対策を実施しました。これらの取り組みの実施状況を取りまとめ、2011年4月22日(5月2日補正)に経済産業省に報告し、5月11日に妥当なものと評価されました。

緊急安全対策の内容 当社の実施状況
電源の確保 代替給電 中央制御室などにある計器によるプラント監視機能を維持するため、早期に電力を供給する移動発電機車(3,200kW、1台)を高所に配備しました。
また、さらなる信頼性確保の観点から、予備の移動発電機車(500kW、1台)を配備しました。
冷却水の確保 蒸気発生器への代替給水 炉心の冷却を継続するためにはタービン動補助給水ポンプにより蒸気発生器への給水が必要となることから、補助給水タンクに水を補給する仮設ポンプおよびホースなどを配備しました。(下図参照)
使用済燃料ピットへの代替給水 使用済燃料ピットの冷却のため、同ピットへ水を補給する仮設ポンプおよびホースなどを配備しました。また、既に配備済みの消防車などを活用して、同ピットへ水を補給することも可能です。(下図参照)
浸水防止 安全上重要な機器を設置しているエリアの水密性向上対策 タービン動補助給水ポンプなどの蒸気発生器を介した炉心の冷却に必要な機器が設置されているエリアの水密性を向上させるため、扉の隙間にゴムパッキン施工などの対策を実施しました。
その他 緊急時対応のための機器および設備の点検 津波に起因する緊急時対応のための機器および設備の点検を行い、異常がないことを確認しました。
発電所に供給されるすべての交流電源を失った場合の運転操作手順の充実・訓練の実施 所内規定を、津波により長時間にわたり交流電源などを喪失した場合の手順を盛り込む形で充実させ、この手順を用いた訓練を実施し、目標時間内に作業できることを確認しました。(*1)
  1. (*1) 日中の訓練を実施(2011年4月22日)したほか、夜間における緊急対応のため、仮設照明等を用いた夜間訓練を実施しました(2011年7月29日)。
    また、冬期間においても緊急安全対策が適切に実施できることを確認するため訓練を実施しました(2012年1月19日)。
    いずれも所期の目的を達成するとともに適切に対応できることを確認し、今後も継続的に訓練を実施していきます。

図 蒸気発生器・使用済燃料ピットへの代替給水

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